【男性産休】を新設し、休みやすい職場へ!
こんにちは!タケルです。
先日厚生労働省は「男性の産休」を新設する方針をまとめたそうです。
これは子供が産まれてから8週間の中で4週間の休みを取ることができ、2週間前までの申請で取得出来るとのことです。
また企業が労働者に対して育児休業を個別に働きかけることを法律で義務づけることも検討しているそうです。
男性が休みを取りづらい雰囲気を改善し育児休業を推進するという目的があるそうです。
元々、育休としては男女共に取得する事が可能でしたが産休としては女性だけの制度でした。
そして女性の産後休業については請求の有無に関わらず最低6週間は休む義務があります。
対して今回の男性の産休については申請すれば取得出来るという事なのでそこら辺が違いですね。
しかし既に母親が産後休業を取得している間、父親はそのサポートとして育児休業を取得できます。
さらに母親の産後休業が終わった後もう一度育児休業をとる事が出来ます。
なので既存の育児休業と今回の男性の産休とがどう違うのかがまだよく分かりません。
でも給付金が増えたりして欲しいです。
これも働き方改革の一環かもしれませんが日に日に労働者に有利な条件になっていってると感じます。
さらに企業が労働者に対して育児休業を個別に働きかけることも義務づけられるということでより育児休業を取得しやすくなります。
労働者で男性である私の立場からすると嬉しいニュースですね。今後利用するかもしれませんし、別に必要でないと思えば利用しなければいいだけの話です。
ですが、現状男性の育休取得率は女性と比べるとかなり低い水準にとどまっています。
女性は80%以上を推移しているのに対し男性は常に10%以下です。2019年は7.48%でした。
これでも取得率は年々増加傾向にあります。
2015年以前はずっと3%も届いたことが無かったのでこれでも大きく改善されていると言えます。
しかし当初の目標は2020年で取得率13%なのでおそらく達成は困難でしょう。また2025年の目標が取得率30%なので今までのペースだと厳しいと思います。
また育休を取得しなかった男性の2割が「職場が取得しづらい雰囲気だった」と理由に挙げているそうです。
私の職場でも女性で育休は取得していますが、男性で取得している人はほとんどいません。
時短勤務などをしている人は何人かいますが。
確かに何か言われるわけでは無いですが、何となく取りづらい状況だと思います。
私もこのままの雰囲気だと取得しないような気がします。
まあ正直育休とは関係ない労働者の立場からすると確かにきついです。
私の職場の同じ係で産休に入る職員がいますが、全員でフォローしなければなりません。
みんな当たり前のようにフォローはしますが、産休に入る職員の分のノルマが減るわけではありません。
しっかりとカウントされています。
その人のノルマ分をみんなに振り分けるわけですから他の人の仕事量が1.2倍ぐらいになるわけです。
それでいて妊婦さんなので体に何かあったら大変なので気を使わないといけませんし、大変です。
しょうがないしお互い様だというのはみんな理解はしていますが、どうしてもモヤモヤする事はあります。
女性でもそんな感じなので、それで男性が育休を取るとなるとやはり良く思わない人は少なからずいると思いますし、それが結果として取りづらい雰囲気に繋がります。
そもそもはノルマを同じように振り分ける会社が悪いのですけど、そんなのなかなか変えることは出来ません。
もっと本質的に育休の取得を施すような政策が出ることを今後期待したいと思います。
おわり