こんにちは!タケルです。
10月中旬以降株価の下げが目立っていましたが、一転11月に入ってから株価は上昇しています。
ダウ平均株価のETFであるDIAは10月30日26501ドルでしたが、11月20日には29263ドルと約10.4%も上昇しました。
S&P500のETFであるSPYは10月30日には326.54ドルでしたが、11月20日には355.33ドルと約8.8%上昇しました。
ナスダック総合指数のETFであるQQQは10月30日には269.38ドルでしたが11月20日には290.38ドルと7.8%上昇しました。
ダウ平均株価が10%程度上昇しているのに対してナスダック総合指数は8%程度の上昇となりました。
ここ最近は米10年債利回りの上昇もありグロース株よりバリュー株に追い風が吹いています。
しかしながらどちらもかなりの株高と言うことには変わりありません。
要因としてはまずは大統領選ですね。当初はトランプの方が株価にはポジティブとされていましたが、意外にも上昇しました。
上院と下院でねじれが発生していることによりバイデンが公約として掲げていた法人税やキャピタルゲイン課税が実現できない可能性が高まりました。
また1番ネガティブなパターンが大統領選の長期化とされていました。トランプも色々と手を打っている感じですが影響はなさそうです。
その後にアメリカの企業ファイザーによる新型コロナウイルスのワクチン開発の進展を好感して上昇しました。
内容としては臨床試験で9割以上の確率で感染を予防する効果があったとの事です。
それによりダウ平均は一時は1600ドル以上上がり史上最高値となる29933ドルまで上昇しました。
それに続く形でモデルナも11月16日に新型コロナウイルスに対する94.5%の予防効果を示したとするワクチンの後期臨床試験の中間データを発表しました。
その発表を受けてダウ平均は29950ドルまで上昇しまた市場最高値を更新しました。
ワクチンが開発されればコロナウイルス問題を解決できますし、当初の予想より早いですから私的にはもっと株高になってもいいんじゃないかななんて思います。
しかも2社の候補です。年内に6000万回分のワクチンが使えるようになる見通しだそうです。
ですが、今週のダウ平均は小休憩といった内容です。月曜こそ上昇しましたがその後は少しずつ下落していきました。
新型コロナウイルスの感染再拡大が止まらず、経済活動を再び制限する州などの動きが出ていることから、景気に対する影響を懸念し下落しました。
中々NYダウ3万ドルを超える事ができません。良いニュースで上昇してはいますが、どうしても3万ドル付近で止まります。
3万ドルで売り注文を仕掛けてる人も多いんでしょうね。節目の数字ですしみんなが注目しているという事です。
逆に一旦超えてしまえば阻むものが無いですから、しばらく上昇し続けると思います。
来週あたり起爆剤となるようなニュースが出ることを期待したいです。
またファイザーは11月20日にワクチンの緊急使用許可を米当局に申請しました。
モデルナも12月中にも緊急使用許可を申請する見通しだそうです。
そしてFDAのワクチン諮問委員会は12月10日に会合を予定しているそうでそこでワクチンが承認されれば12月11日か12日にはアメリカで予防接種が開始される可能性が高いとの事です。
このまま順調に進み承認され供給が開始されればそのタイミングあたりで3万ドル超えて欲しいです。
ですが、何となく市場は承認を織り込んでいるように見えるのであまり上昇は見込めないかもしれません。
仮に承認がされなかったら暴落する気がします。
実態経済に反映されるのはまだ先ですけど、とりあえず目先の株価だけでも上がって欲しいです。
おわり